研修に次ぐ研修が情熱を生み、職員室はヒートアップ【大橋清貫】
ー先生の力量も上げていかなければなりませんね
わが校では先生の研修が非常に多いのです。本校の教育の柱である相互通行型授業、思考型授業を、先生同士で模擬授業する研修がメインになります。そして、生徒を魅了し、学びの面白さに目覚めさせるような授業をするために、さまざまなアイディアが飛び交い、熱い議論が沸き起こり、常に切磋琢磨する環境になっています。
また、生徒の進路希望を実現させるために、先生が大学入試問題に取り組む研修もあります。当初「ペーパーテストしましょうか」と予告なしに試験用紙を配ったときは、「一体何をさせる気だ」と先生方全員が固まったものです。しかし、私が「平均点を下げないように頑張ります」と一緒に試験問題を解くこともあって定着し、回を重ねるごとに先生方の自信が増し、職員室がものすごくヒートアップし、その情熱が伝わって生徒も面白いのだと思います。
一方、研究職にあった人たちも、先生として勤務しながら本校で研究を続けています。授業内容は、生徒が楽しければどこまで追求しても、生徒も喜んで研究に加わり、必要な化学式も自然に覚えて論文も読みこなします。高校になると研究論文を書き、年齢制限がないので学会で発表する生徒もいます。
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